不動産広告の写真ルール完全ガイド|CG加工・バーチャルステージングの掲載基準
この記事のポイント
- バーチャルステージング画像は「CGによるイメージ画像です」等の注記を入れれば不動産広告に掲載可能
- 部屋を不自然に広く見せる加工や存在しない設備のCG追加はNG、明るさ補正やバーチャルステージングは適切な注記ありでOK
- 表示規約違反には最大500万円の違約金や措置命令のリスクがあるため、ルールの理解が必須
不動産広告における写真表示の基本ルール
不動産広告の写真掲載には、不動産公正取引協議会 の表示規約と 景品表示法 に基づくルールがあります。ルールを守らないと行政処分を受けるリスクがあるため、正しく理解しておくことが重要です。
この記事では、特に CG加工画像やバーチャルステージング画像 の掲載ルールについて詳しく解説します。
おとり広告と写真の関係
おとり広告とは
実際には取引できない物件や、取引する意思のない物件を広告に掲載することを おとり広告 と言います。以下のケースが該当します。
- 成約済みの物件 を掲載し続ける
- 存在しない物件 を掲載する
- 掲載写真が 実際の物件と異なる
写真の使い回しに注意
過去に撮影した物件の写真を、別の物件の広告に使用することはおとり広告に該当します。必ず 掲載する物件そのものの写真 を使用してください。
CG加工・バーチャルステージング画像の掲載ルール
バーチャルホームステージングで作成したCG家具配置の画像は、適切な注記を入れることで不動産広告に掲載可能です。
必須の注記事項
CG加工した画像を掲載する場合、以下の注記が必要です。
- 「CGによるイメージ画像です」 と明記
- 「実際の物件とは異なります」 と補足
- 注記は写真の 近くに配置 し、容易に確認できるようにする
推奨される注記例
※この画像はAIによるバーチャルステージング画像です。
実際の物件には家具・インテリアは含まれません。
各ポータルサイトの掲載ルール
| サイト | CG画像の掲載 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| SUUMO | 可能 | 写真コメントに注記 |
| HOME'S | 可能 | イメージ画像である旨を記載 |
| at home | 可能 | 注記の記載を推奨 |
各ポータルサイトの詳しい掲載テクニックはSUUMO掲載写真で反響を増やすテクニックも参考にしてください。
物件写真の加工・修正のNGライン
許容される加工
- 明るさの調整 (暗い写真を適切な明るさに)
- 色味の補正 (ホワイトバランスの調整)
- バーチャルステージング (注記ありの場合)
- 電線の消去 (ただし注記が望ましい)
NGな加工
- 部屋を実際より広く見せる 加工(パースの極端な歪み)
- 存在しない眺望 を合成する
- 欠陥や瑕疵を隠す 加工(壁のひび割れを消すなど)
- 実際と異なる設備 をCGで追加する(システムキッチンがないのにあるように見せるなど)
未完成物件・リフォーム済み物件の写真ルール
未完成物件
建物が完成していない物件の場合、以下のルールがあります。
- 完成予想図(パース) を掲載する場合は「完成予想図」と明記
- 同一物件の他の部屋の写真を使う場合は 「同タイプの別室」 と明記
- 過去の施工事例を使う場合は 「施工例」 と明記
リフォーム済み物件
- リフォーム 前 の写真は使用不可(現況と異なるため)
- リフォーム 後 の写真を掲載する
- リフォーム 予定 の場合は「リフォーム後イメージ」と明記
近隣施設・眺望写真の掲載ルール
注記が必要なケース
- 物件から 一定距離以上 の施設写真を掲載する場合
- 特定の階数やフロアからの 眺望写真 を掲載する場合
- 写真に写っている 季節と現在の季節が異なる 場合
推奨される記載方法
※本物件から約500mの〇〇公園(徒歩7分)
※10階からの眺望です。階数により眺望は異なります。
違反した場合のリスク
不動産の表示規約に違反した場合、以下のペナルティがあります。
- 不動産公正取引協議会からの 警告・注意
- 違約金 の賦課(最大500万円)
- 措置命令 (広告の修正・停止命令)
- 悪質な場合は 会員資格の停止
バーチャルステージングを安全に活用するために
バーチャルホームステージングは、適切なルールを守れば反響率向上に非常に効果的なツールです。
チェックリスト
- CG画像であることの注記を入れたか
- 実際の物件写真も合わせて掲載しているか
- 部屋を不自然に広く見せていないか
- 存在しない設備をCGで追加していないか
- 各ポータルサイトのガイドラインを確認したか
ルールを守った上でバーチャルステージングを活用すれば、コストを抑えながら反響率を大幅に改善できます。CG家具配置の費用相場も参考に、自社に合ったサービスを選んでみてください。
まとめ
不動産広告における写真掲載は、景品表示法と不動産公正取引協議会の表示規約に基づくルールを守ることが大前提です。バーチャルステージング画像は「CGによるイメージ画像です」と注記を入れれば各ポータルサイトで掲載可能であり、反響率向上に効果的なツールです。ルームAIで生成した画像を活用する際も、本記事のチェックリストを確認し、適切な注記を添えて安心・安全に運用しましょう。ルールを正しく理解した上で活用すれば、コストを抑えながら物件の魅力を最大限に伝えることができます。
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